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#109 現役の木造校舎、何北中学校(京都府)
~現役の木造校舎、何北中学校(京都府)~

この連休に、現役の木造校舎を訪ねた。その木造校舎とは京都府綾部市にある何北中学校。以前からその存在が気になっており、ぜひとも訪ねてみたいと思っていたところである。これまで私が現役の木造校舎の姿を見たのは、廃校となる直前の滋賀県余呉町の丹生小学校だけ。同じ滋賀県内の信楽町(現甲賀市)にある小原小学校の木造校舎を訪ねた時は、残念ながら既に校舎は取り壊されており、新しい校舎が建築中で、その姿を見ることができなかった。

山間の田園地帯に、黒っぽい板張り壁面のその校舎はすぐに見つかった。道路より少し高い位置にあるため、車からは校舎二階の窓が見える。「あれ?電気が点いている」連休中の休みだというのに教室には電灯が・・・。そして人の声も中から聞こえてくる。補習か何かかな、など思いながらスロープを上がって玄関へ。するときれいな花や木々に彩られた美しい校舎が視界に入ってきた。木造校舎といえば人のいなくなった廃校舎のイメージの強い私にとっては、実に生き生きとした木造校舎。周りの田園風景、玄関前に植えられた色とりどりの植物、そして黒板張りの校舎、本当に美しいその姿に思わず見とれてしまう。

古めかしく何か懐かしい玄関、その横の職員室を訪れようと中へ入る。するとその木の戸が開き、女性の職員の方が出てこられた。玄関前をウロウロする不審な男に見られたのかな、など思いながら挨拶をし、写真撮影の許可を得るべくその旨を伝える。聞くと今日は参観日とのこと。なるほど、それで教室に電灯が、など一人納得していると隣の部屋から出てこられたのが校長先生。恐縮しながらも、木造校舎が好きで滋賀県周辺の地域をまわっていることを伝えると、全くの突然で勝手な訪問にも関わらず、快く撮影の許可をいただくことができた。ただこれから参観日のため父兄も来られるので外観のみの撮影ということであったが、ただただ感謝である。

それにしても美しいこの校舎、というか美しい学校全体の風景。中庭にまわると、そこはまるで映画『少年時代』のよう・・。ことばにならない。今も使われているということは、建物に命が宿っているように感じる。エネルギーを感じるのである。撮影中も二回の教室からは授業の声が聞こえてきて、何か懐かしい感じがする。この美しい木造校舎「何北中学校」の風景は『写真帳』のコーナーで近々必ずお伝えしようと思う。何度も言うが、本当に美しい風景なのである。

最近この地域を続けて訪れている。そこで目にするのは統廃合によって生まれた多くの廃校舎。この地域に限らず地方の山間の町では、生徒の減少により存続の危機にある学校が少なくないことだろう。学校が消えてゆくことは、単に一つの学校が姿を消すということだけではなく、その美しい風景とともに大きな何かが失われてゆく気がしてならない。この美しい何北中学校、この先も現役であり続けてほしい、などよそ者の私でも強く感じてしまうのである。

帰り際、再び校長先生とお出会いすることができ、校舎写真のサイトへの掲載も快く承諾していただけた。「もう少し早いと、桜がきれかったのにねぇ。」ということばに学校への思いを感じる。突然の不躾な訪問にもかかわらず、丁寧な対応をしていただいたことに心より感謝し、そして校舎を後にする。その頃には授業が終わって休憩時間になっており、さっきの二階の教室の窓からは生徒の姿とともににぎやかな声。その元気な姿を見て「この子達もやがては村から出ることを望むのだろうか・・」など、ふと考えたりもした・・。








http://www.geocities.jp/kondodoraibuiko_ne021/index.html
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【2007/05/05 16:23】 | 木造校舎・廃校 | page top↑
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