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#159 富山にて‥二つの木造校舎
~富山にて‥二つの木造校舎~

久しぶりに木造校舎を訪れた。訪れたのは富山県の二つの学校で、いずれも今なお現役という。まず訪れたのは映画「少年時代」に関わる学校。といっても映画のロケで使われたのではなく、撮影当時その学校の子どもたちがエキストラ出演したということだったようだ。ちなみに映画のロケで使われていた校舎は大家庄小学校と横山小学校の二校であるが、残念ながらいずれの校舎も既に取り壊され今はもう存在しない。

その学校は静かな住宅街の中にあった。ロケで使われたのではないとわかっていても、どうしても映画のイメージとダブらせて見てしまうのか、田園風景がイメージに近いだけあって何か意外で不思議な感じがした。猛烈に暑く、強烈な日差しの日中の撮影だったので、残念ながらコントラストが思い切り強くなってしまいイメージどおりに撮ることができなかったが、校舎自体は美しい木造校舎。映画で使われた学校とは違っていても、その姿は何か共通するものがある。そして映画の場面を思い出す。校舎から映画はイメージできるのだが、逆に映画から現役のこの姿がイメージできないのは、それだけ映画の中の校舎の姿が生きていたということか。

二つ目に訪れた木造校舎は先の校舎よりかなり山間部にある。そこに着いたのがちょうど夕暮れ時で日差しの美しい時間帯ということもあり、その校舎は夕日の光とそれの反射の中で何とも幻想的な姿を見せてくれた。このような瞬間を目にした時は、いつものんびりしている自分であるが、さすがにはやる気持ちで一杯になってしまい大いに焦ってしまうのである。それにしても美しい。このうす緑色の木造校舎が美しいのはもちろんだが、この時間のこの一瞬の美しさが一体となって今の姿を見せているのは間違いない。その美しさを十分に撮ることができたら大いに満足するのだろうが、そうでなくてもこういう風景に触れられただけでもけっこう満たされるものは大きい。

地方をドライブしていると、木造校舎らしき建物が思わず視界に飛び込んできて驚くことがある。しかしそのほとんどが廃校となってかなりの年数がたって荒れていたり、再利用として新たに生まれ変わっていたりなどで、すでにそこからは子どもたちの元気な声が聞こえてくることは無い。しかし今回訪れた二校は、いずれも現役。やはり現役の学校は休校舎や再利用校舎とは雰囲気が全く違う。今までも何度も書いているのだが‘エネルギーがある’のである。‘パワーを感じる’のである。

現役で使われている古い木造校舎は、全国的にも本当に数少ないだろう。安全面、管理面、維持費用‥等々で多くの問題を抱えていることは間違いない。それでも歴史ある美しい校舎を残しておきたいという理由で残っている校舎もあるだろう。またこの先地域の児童生徒数の減少が目に見えている為、とてもではないが建て替え費用など捻出できないなどという苦しい台所事情で残っている所もあることだろう。この二校がどういう状況にあるのかは知る由も無いのであるが、木造校舎の風景から子どもの姿が消え、やがて荒れ果てていくというのは理屈抜きで寂しいものを感じる。一つの時代が終わる、といったらオーバーなのかもしれないが、何か大事なものが消えてゆくという思いがしてならない。自分の中では、何かが象徴されている木造校舎‥なのである。









http://www.geocities.jp/kondodoraibuiko_ne021/index.html
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【2008/08/13 04:34】 | 木造校舎・廃校 | page top↑
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