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#59 廃校『椿分校』の花壇
~廃校『椿分校』の花壇~

晴天に恵まれた今年のゴールデンウィーク。幸いいくつかの廃村や廃校、林道などを訪れることができた。その中での感動を一つ。

岐阜県の『椿』という廃村を訪れた。かなりの規模の集落だったようであるが、今は当時の家屋はほとんど残っていない。しかしこの集落では、今でも元の住民の方が帰って来ておられるようで、多くの人の温かさを感じることができる。中でも驚いたのが、村のほぼ中央に位置する分校跡だ。
分校跡といっても建物はなく、残っているのは建物の基礎、そして錆び付き近い将来崩れてしまうであろうジャングルジムやブランコ、鉄棒そして既に崩れている金網ぐらいである。しかしこの分校跡に暗さは感じられない。なぜかというとそれは学校前にある花壇の存在である。
村から人が去り、家屋も消えた。当然それに伴い学校もなくなった。そうなってから既に何十年もの月日。普通であれば持ち主の消えた花壇など、とうに荒れ果て自然にかえっているはずだ。しかしこの学校の花壇はチューリップが並んで植えられ、菜の花とともに今でも美しい花を咲かせている。廃村であっても、お墓やお地蔵様などがいつまでもきれいに手入れされ、花が供えられているのは別に珍しい光景ではない。しかし廃村の廃校跡に今なお花壇が残り、きれいに手入れされて花を咲かせているのを見たのは初めてである。

どなたが手入れされているのはわからないが、きっとこの学校の出身の方だろう。幼い頃ここで同じように花壇の手入れをされていたのかもしれない。それから何十年の年月が流れた。その間に村も人も学校も消えた。それでもかつての学びの場に足を運び続け、そして花を咲かせる。
何ともあたたかい愛情。私の中の廃村の切なさを見事に吹き飛ばしてくれた。










http://www.geocities.jp/kondodoraibuiko_ne021/index.html
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【2006/05/07 00:00】 | 岐阜県山村・廃村・自然 | page top↑
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