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#70 冠山林道と水没集落
~冠山林道と水没集落~

久しぶりに冠山林道を訪れた。前回の訪問が2002年秋、もう4年近くも前のことになる。

この冠山林道、2年前に福井県を襲った大雨の影響でずっと通行止めであったのだが、春になって復旧工事が終わり開通したという情報を聞き、是非とも訪れたいと思っていた。全線舗装の林道だが、岐阜県側の風景は雄大さを感じさせてくれ、冠山の見える峠からの風景は美しい。また塚林道(これも完全舗装されてしまったが・・)とのセットは、距離、風景、雰囲気ともに林道の雰囲気を堪能させてくれるのに十分。さらに旧徳山村へと通じるのも嬉しい。
残念ながら今回は曇り空の中の訪問であったが、その雄大な風景は健在で、仕事疲れの心を思いっきり癒してくれた。先を見れば冠山とそれに連なる峠、振り返れば揖斐川の流れるV字谷、という独特の風景はやはり美しい。

今回は塚林道を経て冠山林道に向かったが、冠山林道に入る前に旧徳山村最奥の『塚』『櫨原』の両水没予定集落を訪れた。14年程前に初めて訪れた時のこのあたりの風景は今でも強く印象に残っている。山深さを感じさせながらも広々感、開放感があり、決して暗い雰囲気がない美しい風景、静かに流れる清流の音ときこえる鳥の声。川沿いを走る狭路にすれ違う車はほとんどなし。実にゆったりしていた。しかし現在のその地は水没後の新たな道路の建設工事で慌ただしい。プレハブの工事事務所が建てられ、多くの工事車両が砂煙を舞い上げながら細い道をバンバン走る。とてもじゃないが集落の最後の風景を味わうなどの雰囲気は持てない。唯一、工事車両の指導の行きとどいたマナーの良さにホッとする。

全ての工事が完成し水が貯められた後のこの地の風景はどうなるのだろう、などと考える。しかし10年後には水を満々とたたえたダム沿いの道を走りながら、水没前の風景を薄れる記憶の中から思い出すことになるのだろう。そう考えると何とも切なくなり、もう一度水没前に必ず訪れたいという気持ちになってくる。










http://www.geocities.jp/kondodoraibuiko_ne021/index.html
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【2006/07/23 00:00】 | 岐阜県山村・廃村・自然 | page top↑
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